秋冬の注目カラーはモスグリーン

投稿者 高橋 美咲

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東京の街を歩いていると、秋の深まりとともにファッションの色味が少しずつ変化しているのを感じます。今年の秋冬シーズン、特に注目されているカラーは「モスグリーン」です。落ち着きと温かみを兼ね備えたこの色は、都会的でありながら自然を感じさせる独特の存在感を持ち、多くのファッションブランドやデザイナーのコレクションで目立っています。モスグリーンは、単なる流行色にとどまらず、さまざまなスタイルや素材と組み合わせることで、洗練された秋冬のコーディネートを完成させるキーアイテムとなっています。

モスグリーンが選ばれる理由

モスグリーンは、自然界の苔や森の深い緑からインスパイアされた色です。派手さはないものの、深みのある落ち着いた色味が、大人の女性や男性にとって取り入れやすく、着こなしの幅も広いのが特徴です。特に東京の都市部では、ベーシックなモノトーンやデニムとの相性も良く、日常のコーディネートにさりげなく取り入れられます。また、素材感との組み合わせ次第でカジュアルからフォーマルまで幅広く活用できる点も人気の理由です。

たとえば、モスグリーンのウールコートにクリーム色のタートルネックを合わせると、街中でも落ち着いた印象を与えつつ、秋冬らしい温かみも演出できます。男性の場合は、モスグリーンのニットにチャコールグレーのスラックスを組み合わせることで、オフィスでも違和感なく着こなせるシックなスタイルが完成します。

ブランドとコレクションでの動き

東京コレクション2025年秋冬では、モスグリーンを中心に据えたルックが複数のブランドで見られました。国内ブランドでは、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)やビームス(BEAMS)が、モスグリーンを基調にしたアウターやニット、スカートを発表。特に、カシミアやツイードなどの上質素材を用いたアイテムは、色の深みと質感が相まって、大人のラグジュアリー感を演出しています。

また、海外ブランドも東京のセレクトショップでモスグリーンのアイテムを多く展開しています。セリーヌ(Celine)の秋冬コレクションでは、モスグリーンのトレンチコートやロングスカートが目立ち、控えめながらも街中で存在感を放つデザインが注目されました。ロエベ(Loewe)も、モスグリーンを基調にしたバッグやアクセサリーを発表し、色の統一感を楽しむスタイルがトレンドになっています。

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